e読書通帳で児童書の貸し出し増加
- 2016.12.01
- エンターテイメント/情報
公明新聞:2016年12月1日(木)付
東京・稲城市
東京都稲城市は7月から、子どもたちが読書の履歴を残せる「読書通帳」を導入し、好評を博している。推進してきた公明党の津野地寛美市議はこのほど、市立中央図書館を訪れ、担当者から利用状況を聞いた。
読書通帳は、市内在住、在学の中学生以下の子どもを対象に、市立の全6図書館で配布。本やCD、DVDを借りた後、図書館のカウンターに置かれた専用機器を通すと、貸出日や書名などを記録できる。1冊に216点の作品の履歴が残せ、全て埋めるとシールなどの景品がもらえる。表紙には、市のキャラクター「稲城なしのすけ」が描かれている。
同通帳を導入した7月から、児童書の貸し出しが大幅に増え、担当者は「子どもたちから『通帳を使うのが楽しみで図書館に来る』と喜ばれている」と話していた。
津野地市議は2014年12月定例会で、児童の読書意欲を高める取り組みとして、読書通帳の導入を訴えていた。