e来年度は1歳児も対象

  • 2016.12.01
  • 生活/子育ての補助金・助成金

公明新聞:2016年12月1日(木)付



B型肝炎ワクチン 接種費用を独自に助成
愛知・知多市



国が10月から始めた、無料で受けられる0歳児対象のB型肝炎ワクチンの定期予防接種に合わせて、愛知県知多市はこのほど、今年4~5月生まれの乳児が、1歳になるまでに3回の接種を完了できない恐れがあり、その場合、残りの接種が来年度に及んでも接種を受けられるように、市が独自の助成を来年度に限り行うことを決めた。

B型肝炎は、ウイルスが血液や体液を介して感染して発症する。乳幼児期に感染すると、生涯にわたり感染状態が続く「キャリア」になりやすく、大人になってから慢性肝炎や肝臓がんに進行する恐れもある。

これまで同ワクチンは、1回当たり約1万円ほどかかる任意接種だったが、国が今年4月1日以降に生まれた0歳児を対象として全額を公費負担することにした。

しかし、標準的な接種スケジュールは、初回は生後2カ月、2回目が同3カ月、3回目は初回の接種から5~6カ月とされ、順調に進んでも半年間はかかる。このため、4~5月に生まれた乳児は1歳までに無料による3回の接種を完了することが難しいケースも想定される。

そこで、公明党の大村聡市議は今年6月定例会で、10月から定期接種化の対象となる乳児がもれなく接種できるよう、市独自での公費助成を提案していた。

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