e市場会計決算を不認定
- 2016.12.06
- 情勢/社会
公明新聞:2016年12月6日(火)付
「豊洲」説明と異なる執行
都議会で高倉議員
東京都議会は5日、公営企業会計決算特別委員会(藤井一委員長=公明党)を開き、豊洲市場(江東区)を整備する2015年度の都中央卸売市場会計決算を不認定とした。採決で公明党などが認定に反対した結果、可否同数となり、藤井委員長が反対し不認定となった。
採決に先立ち、公明党の高倉良生議員(都議選予定候補=中野区)が意見を表明。同市場会計について、「15年度の予算審議の際、(都側は)豊洲市場の敷地全体に(土壌汚染対策の)盛り土を実施したと説明していた」と述べた。その上で、10月28日の同委員会で、公明党の質問に対して、中央卸売市場当局が予算の説明とその執行状況が異なっていたことを認めたと指摘し、「認定できない」と強調した。
不認定となっても執行済みの予算に影響はないが、都側の道義的責任が問われることになる。