e日米「和解」の重要性発信
- 2016.12.07
- エンターテイメント/メディア
公明新聞:2016年12月7日(水)付
真珠湾訪問の首相決断を評価
記者会見で山口代表
公明党の山口那津男代表は6日午前、国会内で記者会見し、安倍晋三首相が今月26、27両日に米ハワイを訪問し、オバマ大統領と会談するとともに、現職首相として初めて真珠湾を訪れ、日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊すると発表したことについて、「首相の決断を評価したい」と述べた。
山口代表は、今回の日米首脳会談と真珠湾訪問の意義について、(1)犠牲者を慰霊することで戦争の惨禍を二度と繰り返さないという未来への決意を示す(2)日米の(かつての敵国が最も緊密な同盟国になった)「和解」の重要性を発信する(3)日米同盟が世界に果たしている重要な役割は将来にわたって変わらないことを確認する―との3点を指摘。
また、首相とオバマ氏との最後の首脳会談になることを踏まえ、「このタイミングで、その意義をとどめることは重要だ。二人で日米関係を確認し総括する場は設けられるべきであり、今後の(日米関係などで)布石とする重要な意義がある」との考えを示した。
一方、カジノを含む統合型リゾート(IR)の整備を促す法案に関しては、衆院内閣委員会で採択された付帯決議に言及。IR法案が成立した場合、政府が実施法案を作成するのに当たって与党が責任を担うことになるとした上で、「その重要な方向性を付帯決議に込めた。成立した場合、これをどう生かすべきかという議論になる。慎重に見極めていきたい」と語った。