e城再建へ石垣修復を 熊本市議会で浜田議員
- 2016.12.12
- 情勢/社会
公明新聞:2016年12月10日(土)付
見学コースに説明パネルも
、熊本城の復旧・復興に向け、「武者返しと呼ばれる(曲線美を持つ)石垣の修復が出来てこそ、熊本城が蘇ったと言える」として市の取り組みをただした。
浜田議員は、東日本大震災で被災した総石垣造りの白河小峰城(福島県)の再建を例に挙げ、「最も大変なのは石垣一つ一つの文化財としての価値を維持しつつ、耐震補強と安全対策を図ることにある」と指摘。再建後の熊本城を訪れる観光客の安全・安心を確保する観点から、市に具体的な対策を求めた。
これに対して石櫃紳一郎経済観光局長は、「文化財的価値の保全を前提として、国などの関係機関との協議のもと耐震化に取り組んでいく」と答えた。
さらに浜田議員は、震災後に設けられた熊本城の見学コース内に被災前後の石垣や櫓に関する写真付き説明パネルの設置を要望。石櫃経済観光局長は、「案内パネルの設置に取り組む」と応じた。