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  • 2016.12.12
  • 生活/生活情報
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公明新聞:2016年12月11日(日)付



JR常磐線 福島―宮城で再開



東日本大震災の津波被害で不通となっていたJR常磐線の相馬駅(福島県相馬市)―浜吉田駅(宮城県亘理町)間(約23.2キロ)が10日、5年9カ月ぶりに運転を再開した。同区間にある新地駅の完成式典には、安倍晋三首相のほか、高木陽介経済産業副大臣、長沢広明復興副大臣(ともに公明党)、公明党の若松謙維参院議員が出席した。

津波の被害が大きかった同区間は、将来の災害に備えて線路約14キロと、新地駅など一部の駅を最大で1.1キロ内陸側に移設。運転再開により、福島県浜通りの相双地域と宮城県の仙台圏が、1時間半で結ばれる。

式典では、新地町の加藤憲郎町長が「この新駅から、活気に満ちたまちづくりを進めたい」と力説。終了後、高木副大臣は「運転再開を次なる復興への大きな一歩としたい」と語った。

この後一行は、南相馬市でロボット事業者と意見交換。東京電力福島第1原発事故で避難指示が出た飯舘村と川俣町も訪れ、避難生活を続けながら事業を再開したいちご農家や名物の納豆の製造業者と懇談した。

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