eコラム「北斗七星」
- 2016.12.27
- 情勢/社会
公明新聞:2016年12月27日(火)付
「一本」と「技あり」のみとなり、「有効」や「合わせ技一本」を廃止するルール改正を、国際柔道連盟(IJF)が今月発表した。「一本」をより重視し、見る人に勝敗を分かりやすくするのが狙いだ◆そう言えば国政で、公明党の粘り強い推進による政策実現の"一本"が相次いだ。先月、無年金者を救う改正年金機能強化法が成立。今月は、与党の来年度税制改正大綱に、配偶者控除の年収要件を150万円以下に引き上げることが盛り込まれ、文部科学省が給付型奨学金の制度設計を発表した◆山下泰裕IJF理事は今回のルール改正を、「柔道の価値を高めるため」と説明したが、公明党は来年も、国民が待ち望む政策実現を重ねることで、政治の価値を高めていく決意だ◆ところで柔道は、1964年の東京大会から五輪の正式競技になった。それに大きく貢献した講道館柔道の創始者、嘉納治五郎師範は「己を尽くして成るを竢つ」と教えている。自身の全精力を尽くした上で、成功を期待するべきだと◆今、五輪の開催経費や豊洲市場の問題など、話題に事欠かない東京にあって都民は、都政の価値を高めるような、目に見える改革を望んでいる。来年夏の都議選に挑む公明党の23人は、きょうも全精力を尽くして現場を走っている。都民が求める"一本"を取るために。(三)