e私有地がれき、一斉撤去へ
- 2016.12.27
- 生活/生活情報
公明新聞:2016年12月27日(火)付
糸魚川大火 早期復旧に全額公費で
新潟県糸魚川市の大規模火災で、市は26日、私有地の焼け跡に残るがれきを全額公費で撤去する方向で検討を始めた。所有者の同意を得た上で、被災全域で一体的にがれきを処理する方針。
市は道路上のがれき撤去を25日に終えたが、私有地に焼け残った建物などの処理費は現行制度上、原則所有者負担となる。市は早期復旧には公費による一斉撤去が必要と判断し、新たな制度を検討。処理費とは別に、被災者への支援金の給付も検討する。
住宅支援では、約200人と見込まれる被災者に対し、公営住宅49戸、民間企業の社宅など161戸を確保した。被災者の希望条件を聞いた上で、年内の全員入居をめざす。2カ所の避難所は28日朝に閉鎖し、入居先が未定の被災者はホテルなどに移ってもらう。