e北九州市議選 情勢緊迫

  • 2017.01.13
  • 情勢/解説

公明新聞:2017年1月13日(金)付



かつてない大激戦に
小倉南・北、戸畑区など拡大急務
20日(金)告示まで1週間
29日(日)投票



今夏の東京都議選をはじめ、大型地方選挙の前哨戦となる北九州市議選(総定数57)は、20日(金)の告示まであと1週間と迫った。投票日は29日(日)。総定数4減の中、公明党は全7選挙区に13人(現職9、新人4)を擁立し、2議席増の過去最高議席の獲得をめざす。定数減と公明2増への挑戦を受け、危機感を強める他陣営は、支持基盤の引き締めに躍起。いずれの選挙区もかつてない大激戦の様相を呈している。

小倉南区(定数12)は、自民4、民進1、共産2の現職7人が安定。残り5議席を公明現職のきのした幸子(60)、同新人の渡辺しゅういち(44)、かねこ秀一(40)の3氏と、民進1(新)、維新1(新)、社民1(現)、無所属3(現2、新1)の計9人が激しく争う。拡大に次ぐ拡大で混戦を抜け出さなければ、公明3氏の勝機はない。特に同姓予定候補がいる渡辺氏はフルネームでの浸透が急がれる。

定数1減の小倉北区(定数11)は、自民2(現)、民進1(現)、共産2(現1、新1)、無所属1(現)の計6人が優勢。残る5をめぐり、公明現職のきばた ひろのぶ(49)、まつおか裕一郎(46)、同新人のふじかわ厚子(41)の3氏と、自民2(現)、維新1(新)、無所属5(現1、新3、元1)の計11人が競り合う。公明3氏のバランスが崩れれば厳しい戦いに。総力を挙げた猛攻が不可欠。

戸畑区(定数4)は、共産1(現)が大きくリード。これを追い、公明現職のおかもと義之氏(56)と自民2(現)、民進1(元)の計4人がだんご状態でしのぎを削る。維新の女性新人も猛追しており、予断を許さない情勢。他陣営を圧倒する猛拡大が必須となる。

それぞれ7人で争う若松区(定数5)の公明現職・本田ただひろ氏(63)、八幡東区(定数4)の公明現職・なりしげ正丈氏(51)は、共に定数1減の中、議席確保に懸命。激戦突破には執念の拡大が必要だ。八幡西区(定数15)は、21人が乱立し、公明現職の山本まち子(64)、村上なおき(54)、同新人のなかしま隆治(45)の3氏は、人脈総当たりの拡大なくして勝利はない。同姓予定候補がいる村上氏は、フルネームでの浸透が急務。7人で争う定数1減の門司区(定数6)の公明現職・わたなべ徹氏(61)も、安泰説を払拭する攻勢がなければ抜け出せない。


小倉南区 定数12

きのした幸子さん

渡辺しゅういち氏

かねこ秀一氏


小倉北区 定数12

きばたひろのぶ氏

まつおか裕一郎氏

ふじかわ厚子さん


戸畑区 定数4

おかもと義之氏


若松区 定数5

本田ただひろ氏


八幡東区 定数4

なりしげ正丈氏


八幡西区 定数15

山本まち子さん

村上なおき氏

なかしま隆治氏


門司区 定数6

わたなべ徹氏

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