e3次補正衆院を通過

  • 2017.01.30
  • 政治/国会

公明新聞:2017年1月28日(土)付



賛成討論で真山氏
きめ細かな被災地支援



衆院は27日、本会議を開き、災害対策費など計6225億円の歳出追加を盛り込んだ2016年度第3次補正予算案を自民、公明の与党両党や維新などの賛成多数で可決、参院に送付した。

同予算案では、災害対策費として1955億円を計上。昨年の夏から秋にかけて北海道と東北を襲った台風や豪雨に伴う災害復旧費のほか、熊本地震関連でも災害廃棄物の処理費用を追加した。

また、北朝鮮の相次ぐミサイル発射などに対応するため、1706億円の防衛関連経費を計上。国連などの国際機関への分担金や拠出金なども1685億円追加した。

歳出追加分の財源確保では、マイナス金利政策下での市場金利低下を踏まえ、国債の利払い費など既存経費の見積もりを4164億円減額。建設国債も1014億円追加発行するなどして賄う。

これに先立つ衆院予算委員会で賛成討論に立った公明党の真山祐一氏は、第3次補正予算案に地震や豪雨・台風で大きな被害に遭った農家や水産業者、中小企業などへの支援策が盛り込まれていることに言及。「きめ細かな政府の対応を強く支持する」と述べた上で「被災地の一日も早い復旧・復興、被災者の生活再建のために一刻も早い成立が強く求められている」と主張した。

また、真山氏は、シリア情勢を受けた難民への支援やテロ対策などを行うための国際機関への拠出金について「外交上、必要な予算だ」と訴えた。

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