e市場業者の不安拭え

  • 2017.02.15
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年2月15日(水)付



移転延期に伴う補償ただす
都議会豊洲特委で栗林、小林議員



東京都議会の豊洲市場移転問題特別委員会が14日開かれ、公明党の栗林のり子(都議選予定候補=世田谷区)、小林けんじ(同=練馬区)の両議員が質問に立った。

豊洲市場(江東区)への移転延期に伴う補償内容について、栗林議員は、市場業者が保有する老朽化した設備の新規購入費や修繕費などが補償対象となるのかについて不安の声が上がっていると訴えた。これに対し都側は、公明党の推進で13日に築地市場(中央区)に個別相談ブースが設置されたことを踏まえ、「丁寧に対応していく」と回答した。

小林議員は、豊洲市場の開場により都内に11ある中央卸売市場における取扱数量が増加した場合、「水産・青果の卸売業者や仲卸業者の経営に、どのような恩恵が期待できるのか」と見解をただした。また、取扱数量の増加による財政健全化への効果も聞いた。

都側は「取扱数量の増加により、市場業者の売上や利益の増加が期待できる」と述べ、市場業者の経営が改善されれば品ぞろえが充実し、商品の多様性に引かれて顧客がさらに集まるなど、「市場事業全体に好影響を及ぼす」と応じた。

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