e富岡町(福島)避難解除へ
- 2017.02.20
- 生活/生活情報
公明新聞:2017年2月18日(土)付
4月1日 政府方針を受け入れ
高木副大臣が協議会に出席
東京電力福島第1原発事故で町内全域に避難指示が出ている福島県富岡町は17日、同県郡山市で開いた町議会全員協議会で、放射線量が高い帰還困難区域を除き避難指示を4月1日に解除する政府方針を受け入れた。政府の原子力災害対策本部で今後、正式決定する。
協議会には、高木陽介経済産業副大臣(原子力災害現地対策本部長=公明党)が出席し、「議会や住民からいただいた課題については、避難指示解除後も政府一丸となって真摯に対応を進めていく」と述べた。
会合では、反対意見も出たが、町議会として宮本皓一町長に判断を一任。宮本町長は協議会後、「このまま解除できない状況では、町の再生・文化の継承が途切れてしまうという強い思いがあった」とし、受け入れを決めた。避難解除は、町民の約7割に当たる3830世帯9578人(2月1日時点)が対象になる。