e廃炉作業の進ちょく確認
- 2017.02.21
- 情勢/社会
公明新聞:2017年2月21日(火)付
東電福島第1原発を調査
党経産部会
公明党の経済産業部会(高木美智代部会長=衆院議員)は20日、東日本大震災発災6年の節目を控え、東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の敷地内を視察した。高木部会長のほか、浮島智子、輿水恵一両衆院議員と石川博崇、伊藤孝江両参院議員が同行した。
この日の視察は、ロボットを活用して2号機格納容器内の撮影に成功したことや、東京電力ホールディングスに廃炉費用を着実に負担させるための法改正の作業が進んでいることを踏まえ、行われた。
東電福島第1廃炉推進カンパニーの増田尚宏プレジデントらは、1~3号機の圧力容器底部や格納容器内は「安定的に冷却されている」と説明。敷地内の除染が進み、厳重な防護装備が必要な範囲が減るなど、作業員の働く環境が改善している様子も報告した。
視察では、2号機と同様の構造を持つ5号機で、デブリ(溶けた核燃料)が通過したとみられる場所で、ロボットが進んだ経路や放射線量の分布などの説明を受けた。
廃炉カンパニー社員へのあいさつで高木部会長は「廃炉に向けた長い道のりを、皆さまと共に歩み、取り組む」と述べた。