e失礼な公聴会欠席
- 2017.02.23
- 情勢/社会
公明新聞:2017年2月23日(木)付
民進2氏 有識者呼ぶも地方視察
与党「国会軽視」と抗議
衆院予算委員会に所属する民進党の辻元清美、玉木雄一郎の両氏が21日の同委で行われた中央公聴会を無断欠席し、大勢の報道陣を引き連れ、政権批判のための地方視察を行っていたことが明らかになった。
中央公聴会は、来年度予算案を審議する上で、有識者らを公述人として国会に呼び、専門的な見識や現場の生の声などを聞く場。公述人の中には、民進党の推薦で出席した人もおり、欠席すること自体、大変に礼を欠いた行為だ。
辻元、玉木の両氏は、同僚議員による委員の差し替えなどの手続きを行わず、22日も無断欠席の経緯を説明しなかった。これには「『審議不十分』と与党を批判しているのに、政権批判のための出張を優先するのは矛盾している」などとの指摘が相次いでいる。
この事態を受け、自民、公明の与党両党は、22日の同委理事会で民進党に抗議。浜田靖一委員長も「指摘は非常に重い。きちんと受け止めなくてはならない」と民進党に苦言を呈した。
公明党の赤羽一嘉理事は、「公聴会は大事であり、無断欠席は国会軽視も甚だしい。議員の責任を放棄して視察に行くとは本末転倒だ」と厳しく批判した。