e女性の視点で防災対策を

  • 2017.02.28
  • 情勢/気象

公明新聞:2017年2月28日(火)付



各地でフォーラムと街頭
大規模災害を見据え意識啓発
党東京都本部女性局



公明党東京都本部女性局(まつば多美子局長=都議、都議選予定候補=杉並区)は2月下旬から3月末にかけて、「女性の視点をいかした防災対策」をテーマとした意識啓発に取り組みます。その内容を公恵さんと明子さんが友人の友美さんに語っています。

公恵 公明党東京都本部女性局は2009年から毎年、「女性の健康週間」(3月1日~8日)に合わせて、がん対策や食品ロス削減などのテーマを決め、意識啓発の活動を行っているのよ。

友美 今年のテーマは何?

明子 「女性の視点をいかした防災対策」よ。

友美 来月で東日本大震災から6年ね。首都直下地震をはじめとした大規模災害も心配だし、防災対策の充実は大切なことだわ。

公恵 防災対策といっても国や自治体、企業・団体ができることに加えて、各家庭でできる備えをしておくことが大切です。

明子 党都女性局は、家庭でできる防災対策として、防災備蓄の保管場所を確保するための片付けの工夫や、ポリエチレン製の袋に食材を入れてボイルするだけでできる非常食の作り方などを記載したチラシを作成。フォーラムや街頭演説会を各地で行い、配布するわ。

公恵 26日に新宿で開かれたフォーラムに行ってきましたよ。

友美 どうだった?

公恵 とても参考になったわ。防災士で防災アドバイザーの岡部梨恵子さんが講演したんだけど、防災備蓄の仕方がよく分かったわ。

友美 家に備蓄がなくても、避難所に行けば何とかなるんじゃないの?

公恵 そうとは限らないの。首都直下地震の最大避難者数は約720万人といわれているわ。これは東日本大震災の約47万人のおよそ15倍にもなるのよ。

明子 そんなに避難者が多いのなら、避難所でも十分に食料が届かないかもしれないわね。

公恵 だから自宅に住める状態なら、ライフラインが止まっても1週間は生活できるように食料を確保しておく必要があるのよ。

友美 そうは言っても、備蓄を置く場所がないわ。

公恵 そこで、片付けが大切なの。家の中で、1年以上使っていない物って、ない?

友美 「いつか着るかも」って思っている服とか、いろいろとあるわ。

公恵 1年以上使っていない物は、何年たっても使わない可能性が高いわ。「もう使わない」と思った物を思い切って手放すことで、スペースを確保できるのよ。このほかにも、災害時でも温かい非常食が食べられる「パッククッキング」の紹介などもあり、盛りだくさんだったわ。

友美 なるほど。勉強になるフォーラムね。私も行ってみたいわ。

明子 私は来月参加するので、一緒に行きましょう!

公恵 党都女性局は各総支部単位で、フォーラムのほかに意識啓発を図る街頭演説会も実施します。これは3月末にかけて都内の549カ所で行う予定です。


東京都が17年度 公明提案の「防災ブック」作成

友美 公明党はこれまでも、「防災対策に女性の視点を」と訴えていたよね?

明美 ええ。東京都の場合、都議会公明党の訴えを受けて13年に都の条例が改正され、都の防災会議に初めて女性委員が2人登用されたのよ。

公恵 最近では、都議会公明党が昨年12月に行った小池百合子都知事に対する申し入れをきっかけに、17年度予算案に「女性視点の防災ブック」作成のための予算が盛り込まれたわ。

友美 さすがね。公明党は実行力があるわ。

公恵 小池都知事も26日のフォーラムに出席したの。そこで防災ブックの作成に触れて、「公明党を支えている皆さま、都議会公明党の皆さまと、より都民目線、女性目線で素晴らしい東京にしたい」と語っていたわ。

明子 まつば党都女性局長は「意識啓発を図るとともに、地域で女性防災リーダーを育成するなど、今後も女性の視点からの防災対策を進めます」と話しているわ。

友美 公明党には頑張ってほしいわ。私も応援するね。

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