e都議会公明党の高齢者福祉
- 2017.03.06
- 情勢/解説
公明新聞:2017年3月5日(日)付
都議会公明党政務調査会長(都議)
たちばな正剛さんに聞く
東京都は、公明党の一貫した主張を踏まえ、高齢者福祉の充実に取り組んでいます。都議会公明党の、たちばな正剛政務調査会長(都議選予定候補=板橋区)に主な施策を聞きました。
最近、都営住宅のバリアフリー化が進んでいますね
7年間で2万5000戸を建て替えるなど、安心して暮らせるよう全力
ロボ 都議会公明党は高齢者福祉に熱心です。
たちばな 現在、65歳以上の都民は300万人を超え、都人口の約4人に1人に上っており、その対応が急がれています。公明党はこれまでも、高齢社会の進行を見据え、きめ細かな対策に全力を挙げてきました。その柱となるのが、都営住宅をはじめ、安心して暮らせる基盤となる住宅政策です。
女性 1階部分にスロープや、エレベーターを設置している都営住宅が最近増えています。
たちばな 公明党は居住者の高齢化が進む都営住宅のバリアフリー化を最重要の課題として捉え、取り組んでいます。2009~15年度の7年間で約2万5000戸を建て替えました。一方、玄関や浴室への手すり設置や、室内の段差解消などの改修も、同じ期間に約4万2000戸で実施しています。また、特に要望の多いエレベーターについては、これまでに6000棟ある都営住宅で、約3600基を整備しています。
ロボ さすが公明党! 都営住宅のエレベーター内に設置されている防犯カメラも公明党の提案ですね。
たちばな その通りです。不審者の侵入など居住者の不安な声を代弁し、議会で強く主張する中で実現しました。
このほか、一人暮らしや夫婦二人世帯など高齢者の多様なニーズに応じた住まいの整備も進めていきます。例えば、医療と介護が連携し、安否確認などを行う「サービス付き高齢者向け住宅」(サ高住)は15年度までに1万1229戸が整備されており、17年度の都予算案では1285戸増設する予定です。
17年度都予算案に公明の主張が反映されています
医療・介護の充実を進め、命を守るホームドアも新たに20駅に設置へ
ロボ こうした高齢者の住まいを含めて、17年度の都予算案には、高齢者対策として公明党の主張が反映されていますね。
たちばな はい! 医療・介護、バリアフリーの分野などで、都議会公明党の政策が盛り込まれています【表参照】。
女性 具体的には?
たちばな 医療では、公明党の提案で昨年11月、都内2カ所目となる若年性認知症の総合支援センター(日野市)が開設しましたが、パーキンソン病や潰瘍性大腸炎などの難病の分野でも、患者やその家族を支援するため、多摩地域に初の相談・支援センターが設置されます。介護では、入居待ちの多い特別養護老人ホームについて2690人分を新たに整備します。
ロボ 高齢者が安心できる医療・介護の一層の充実を期待します。
たちばな 分かりました。一方で高齢者の"生活の足"の確保も重要です。その観点から、利用が多いバスなど公共交通網の利便性アップにも力を入れてきました。17年度には、公明党が強力に推進した、70歳以上の都民が都営交通などに乗車できる「シルバーパス」交付の予算が拡充し、利用者は、初めて100万人を超える予定です。また、高齢者に好評のノンステップバスは、すでに都営・民営バスの9割(都営バスは全車両)を占めています。
このほか、命を守るホームドアは、都営地下鉄や東京メトロ、JRなど20駅に設置し、歩道の段差や勾配の解消も進めるなど、高齢者が生き生きと暮らせる「世界一のバリアフリー先進都市・東京」をめざし、これからも頑張ってまいります。