e永続的に文化財保護を

  • 2017.03.07
  • エンターテイメント/情報

公明新聞:2017年3月7日(火)付



京都国立博物館を視察
浮島、吉田の両氏



公明党の文化芸術振興会議の浮島智子事務局長(衆院議員)と吉田宣弘衆院議員は6日、京都市東山区にある京都国立博物館を訪れ、耐震工事が予定される旧本館、文化財保存修理所などを視察した。

修理所で一行は、佐々木丞平館長らの説明を受けながら、地震で台座が脱落した仏像のほか、一部欠損している絵画、古文書などの修復現場を視察。絵画の裏打ち紙の張り替えでは、ピンセットで紙の繊維を一本一本引き抜く繊細な作業を目の当たりにした。

その後の意見交換では、修復作業の技術者から、「一人前の技術者が育つまで10年、15年とかかる」「文化財保存の予算が削られれば、人材の確保も修復材料の調達も難しくなる」などの切実な声を聞いた。

浮島さんらは、「気の遠くなるような細かい作業の積み重ねで、文化財が守られている。一過性ではなく永続的にサポートしていく体制をつくりたい」と応じていた。

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