e都民とともに「東京改革」

  • 2017.03.21
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年3月19日(日)付



党都本部とファーストの会 
政策合意し、都議選で相互推薦
小池知事「公明との協力、心強い」



都民とともに「東京改革」―。東京都議会公明党(東村くにひろ幹事長、都議選予定候補=八王子市)と、小池百合子知事が率いる地域政党「都民ファーストの会」(野田数代表)が10日に政策合意を締結。13日には公明党都本部と同会が記者会見を開き、都議選予定候補の相互推薦を決めたことを発表しました。

この合意について、中島よしお党都本部代表代行(都議会党議員団長、同=北多摩3区)は、都民本位で政策の立案・実現にまい進してきた公明党の姿勢に言及し、「この姿勢は、誰が知事になっても変わらない」と強調。小池知事に対しては「議会質疑など、さまざまな機会に公明党の政策を提言し意見交換してきた。その都度、知事は誠実で真摯に対応した」と評価しました。

また、来年度予算案に私立高校授業料の実質無償化をはじめ、鉄道駅のホームドア増設、女性の視点を重視した防災対策など、数多く公明党の提案が盛り込まれたことを確認。政策協議を通じて双方の信頼関係が醸成され、東京改革や、五輪・パラリンピックの成功、防災・減災対策など10分野35項目で政策合意をしたと報告しました。小池知事も「今回の政策合意については心強いことだ」と歓迎しています。


「公明に頭脳としての力借りたい」

その上で、合意した政策を実現するには、都議会で多数派を形成することが不可欠です。中島都代表代行は「知事サイドからも『政策実現のため、都議選で公明党を応援したい』との意向もあった」と明かし、都民ファーストの野田代表も「公明党には都政の頭脳としての力を借りたいと考え、政策、選挙協力で合意した」と強調しました。

公明党は都議選に向けて、21選挙区で23人の予定候補を公認しています。相互推薦で党都本部は、候補を立てない選挙区で都民ファーストの予定候補を推薦し、都民ファーストは公明党の全予定候補を推薦します。

なお、中島都代表代行は「議員報酬削減など『身を切る改革』を巡り、都議会自民党との信義は崩れたまま、今に至っています。ただし、これは都議会の問題であり、国政とは関係ありません」と言明。公明党の山口那津男代表も14日の記者会見で「政策合意、相互推薦は都議会個別の判断だ」として、「引き続き自公で揺るがぬ政権運営に当たる」と表明しています。

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