e復興加速の具体化へ

  • 2017.03.24
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年3月24日(金)付



福島・浪江町が新協議会
高木、長沢副大臣出席



東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県浪江町の復興を進めるため、国と県、町でつくる「浪江町の復興加速に向けた協議会」の初会合が23日、福島県二本松市で開かれ、高木陽介経済産業副大臣(原子力災害現地対策本部長)と長沢広明復興副大臣(ともに公明党)が出席した。

町は今月31日に帰還困難区域を除き避難指示が解除される。同協議会は、避難指示解除後の復興を着実に進展させるため、(1)まちづくり(2)農林水産業(3)商工業――の各分野について、短期、中長期の工程表の具体化に求められる施策などを議論する。

初会合の中で馬場有町長は、町民が帰還しやすい環境を整えるため、水道事業をはじめ生活環境の整備に関する財源確保などを要請。この日の協議会では、下部組織として分野ごとに実務者会議を設置して議論を進めることで合意した。

高木副大臣は「避難指示解除は復興への第一歩だ。この協議会で具体的な施策を議論して課題解決をしていきたい」と述べた。

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