e核廃絶への立場は一貫

  • 2017.03.29
  • エンターテイメント/メディア

公明新聞:2017年3月29日(水)付



核禁止条約交渉 日本の不参加
保有国の軍縮を推進
記者会見で山口代表



公明党の山口那津男代表は28日午前、国会内で記者会見し、核兵器を法的に禁止する国連の「核兵器禁止条約」の交渉に日本が不参加を表明したことに関して、「長期的に見て日本が『核のない世界』を推進していくことは重要だ。公明党としても、あらゆる取り組みを積極的にしたい」と強調した。

山口代表は、唯一の被爆国である日本が核廃絶に向けた取り組みを推進していく立場は一貫していると力説。昨年の国連総会では、核廃絶に向け、全ての国が共同行動を取る決意を新たにするとした日本主導の決議が採択され、米国も初めて賛同した実績を指摘した。

同条約の交渉に日本が参加しないことへの政府の説明に対しては、米国やロシアなどの核保有国が参加せず、今後の関与も得られていないため、核保有国と非保有国の溝を埋めるための実践的な取り組みを推進する立場を明確にした「日本政府の対応を尊重したい」と語った。

日本としての核保有国への対応については、「大事なことは一歩でも核軍縮を進められる道を開くことだ」と述べ、「核のない世界」へ党としても核保有国の核軍縮に貢献していく考えを示した。

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