e給食無償化で全国調査
- 2017.04.05
- 生活/生活情報
公明新聞:2017年4月5日(水)付
山本さんの質問に文科副大臣が答弁
貧困対策での重要性踏まえ
文部科学省は4日、学校給食の無償化に関する全国調査を今年度、初めて実施する方針を示した。同日の参院厚生労働委員会で公明党の山本香苗さんの質問に対し、義家弘介文部科学副大臣が表明した。
山本さんは、子どもの貧困対策の観点から「学校給食は食のセーフティーネットだ」と強調。給食費の補助制度を設ける自治体が増え、無償化に踏み切る事例も出ている実情を踏まえ、実施自治体の制度の仕組みや効果、子どもたちへの影響を調査・分析するよう求めた。義家副大臣は「実施する」と答えた。
また山本さんは、給食費を払えない家庭の実態調査についても要請。義家副大臣は、実態を把握する重要性を踏まえ「対応していく」と応じた。
同委員会ではさらに、山本さんは、筋肉の電気信号で動く筋電義手の小児用の普及について主張。塩崎恭久厚労相は「環境整備をしっかりとやっていきたい」と答弁した。