e福岡市地下鉄 子育て支援で家族1日乗車券

  • 2017.04.20
  • エンターテイメント/情報
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公明新聞:2017年4月20日(木)付



「1000円で乗り放題」が好評
動植物園など沿線で割引も



福岡市では現在、1000円で家族が市地下鉄の全線(空港線・箱崎線・七隈線)に1日乗り放題となる「ファミちかきっぷ」が話題となっている。市は動植物園(同市中央区)などと連携して利用者を増やす取り組みも行っており、多子世帯への支援を求めてきた公明党市議団(黒子秀勇樹団長)はこのほど、七隈線の薬院大通駅を訪れ、利用状況などを聞いた。

「ファミちかきっぷ」は子育て世帯への支援を目的に昨年10月1日から発売。小学生以下の子どもがいる家族(2親等内)が対象で、大人は2人までで、小学生以下の子どもは人数に制限なく利用することができる。

また、地下鉄沿線の施設で受けられる割引などの特典も好評で、発売から半年間で約1万3000枚を売り上げている。市交通局では「5月の大型連休に利用者が増えるよう、さらに周知していきたい」と意気込んでいる。

同市は、家族で市動植物園に行く際にも地下鉄を利用してもらおうと、従来からある1日乗車券と同様に、同きっぷでも入園料を2割引きし、追加特典として動物のオリジナルシールもプレゼントしている。

3月からは、昨年のきっぷ発売に合わせて実施した「地下鉄に乗って、動植物園へ行こう!」キャンペーンの第2弾を開催(5月31日まで)。動物の絵柄が入ったバッグなどのオリジナルグッズが当たる抽選会が行われ、来園者から喜ばれている。

また、動植物園の最寄り駅である薬院大通駅には、訪れた人たちを歓迎しようと、構内の柱や階段、壁面などのさまざまな場所にゾウやキリン、シマウマといった動物の装飾が施されている。

駅構内から出口に近づくにつれ、動物のイラストが写真に変わる構図になっており、中には実物大のカバが壁から飛び出しているような写真も。市では「駅に着いた瞬間から動物との出会いを楽しんでもらえれば」と期待を寄せている。


公明が推進

この日、党市議団の黒子団長、山口剛司、尾花康広、松野隆、篠原達也の各議員は、市の担当者からファミちかきっぷの概要について説明を受けた後、動物装飾の反響などについて意見交換した。

多子世帯への支援に関しては、尾花議員が2015年10月の決算特別委員会で公共交通機関の利用者の負担軽減を主張。地下鉄駅構内の装飾に関しても、「子育て目線での利便性向上や周辺公共施設への誘導案内をもっと進めてはどうか」と訴えていた。

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