eコラム「北斗七星」

  • 2017.05.08
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年5月4日(木)付



東日本大震災の大津波で壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市では、かさ上げで造成された新市街地に大型商業施設「アバッセたかた」が先月27日に誕生。大型連休のさなか、多くの住民や観光客で、にぎわいを見せている◆6年前の今ごろ、沿岸の被災地を歩くと震災がれきが、うずたかく積み上げられていた。岩手、宮城の両県では、一般ごみに換算すると、10~20年分に相当するがれきが発生。政府は、全国の自治体へ広域処理を呼び掛けたが、風評に伴う反対が相次ぎ、受け入れは進まなかった◆東北地方以外で、最初にがれきを受け入れたのは東京都。都議会公明党が現地を視察し、処理態勢を整えた。村井嘉浩宮城県知事も「都議会公明党が、がれき受け入れを進めてくれたことは、復興への大きな弾みになりました」と評価する◆都議会公明党は、都内に在住、通勤・通学する人が福島県に旅行する際、1泊3000円、日帰り1500円を助成する「被災地応援ツアー」も提案。2011年から毎年続けられ、「とてもありがたい取り組み。誘客、風評払拭の力につながっています」(渡邉和裕・土湯温泉観光協会会長=福島市)と喜びが広がる◆被災地のニーズ(要望)を捉え、的確な支援をリードしてきた都議会公明党。その躍進が復興の推進力となる。(川)

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