e患者本位の精神医療に
- 2017.05.12
- 情勢/社会
公明新聞:2017年5月12日(金)付
退院後支援の充実で
山本さん
11日の参院厚生労働委員会で公明党の山本香苗さんは、精神保健福祉法改正案について、精神障がい者への医療の役割を治療、健康維持の推進とし、医療の充実を柱にしたことを踏まえ、従来の入院中心の考え方ではなく「本人(の希望)を中心とした支援が提供されるべきだ」と主張した。
山本さんは、措置入院の退院後支援に向けて自治体が作成する支援計画について、本人が拒否した場合、退院できなくなるといった懸念の声があることから、本人の同意を得ることに努めるよう求めた。
これに対し、塩崎恭久厚労相は、懸念されるような措置入院の延長は認められないとした上で、対応策について「退院後支援のガイドラインに明記したい」と答えた。