eオストメイトに配慮を

  • 2017.06.01
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年6月1日(木)付



けいの氏が対応型トイレ視察
東京・荒川区



公明党東京都本部のけいの信一青年局次長(都議選予定候補=荒川区)は5月16日、「荒川区立障害者福祉会館(アクロスあらかわ)」を訪れ、人工ぼうこうなどの保有者(オストメイト)に配慮したトイレを視察するとともに、オストメイト対応型の製品を開発している株式会社「アゴラ」の柏木一二代表取締役と意見交換した。これには、党区議団(保坂正仁幹事長)が同行した。

オストメイトは、腹部に取り付けられた排せつ物をためる袋(パウチ)の中身を処理する際、こぼれないように便器に向かって中腰の姿勢で行わなければならず、足腰を痛めるなど不便を来している。

区は4月、同会館1階の男子トイレと女子トイレで、1カ所ずつトイレの便座を前広タイプに交換。この便座は座面の奥行きが広く、前方が大きく開いているため、便座に座った状態でパウチの中身を処理することができる。

柏木氏は「オストメイトは外出先でトイレの場所を確認しながら行動の予定を組んでいるので、公共施設への設置を増やしていくべきだ」と強調していた。

オストメイト対応型トイレについては、保坂幹事長が2016年6月定例会で、前広タイプの便座を紹介しながら災害時の避難所になる学校での設置を提案。同年10月には、オストメイトらでつくる公益社団法人「日本オストミー協会」東京支部から西川太一郎区長宛てに整備を求める要望書の提出を後押しするなど、党区議団が力強く推進している。

視察を終えたけいの氏は、「障がい者が生活しやすくなるように、区議と連携しながら取り組みを推進したい」と話していた。

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