e浜渦氏らを偽証で告発
- 2017.06.08
- 情勢/社会
公明新聞:2017年6月8日(木)付
都議会本会議で小林議員 記録隠ぺい厳しく批判
7日に開かれた東京都議会最終本会議で、豊洲市場移転問題に関し、浜渦武生元副知事らの百条委員会における証言を偽証と認定し、刑事告発を求めることについて、自民党を除く公明党など5会派の賛成多数で可決した。
採決に先立ち、同委の谷村たかひこ委員長(公明党、都議選予定候補=北多摩1区)は、委員会として全容解明を進めた調査報告書をまとめたことに触れ「一定の結論に至った意義は極めて大きい」と強調した。
続いて公明党の小林けんじ議員(同=練馬区)が討論を行い、豊洲用地取得を巡る浜渦氏と東京ガスとの「水面下交渉」について、「(都が)交渉記録も残さず、交渉結果をも水面下に隠ぺい、破棄したことが最大の問題だ」と厳しく批判。百条調査権によって都に保管されていなかった文書が「初めて東京ガス側に保管されていたことが明らかになった」と指摘した。
その上で、都が多額の土壌汚染対策費を負担したことなどを挙げ「都側に公式な交渉結果を残さない形で合意された事実は、土地取得の交渉をまとめるために不透明な形で東京ガスの利益確保を図ったと考えられる」と主張した。