eコラム北斗七星

  • 2017.06.12
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年6月10日(土)付



米シカゴで、珍しい花が二つ続けて開花したと外電が伝えた。大きさが2メートルを超える世界最大級の花、ショクダイオオコンニャクである。数年に一度、しかもわずか数日しか咲かない。強い腐臭を放つことでも知られる◆強烈な個性で主張する花があれば、辺り一面に咲くことで人々を和ませる花もある。今が見ごろのハナショウブもその一つ。「足首の埃たたいて花さうぶ」と小林一茶が愛でたように、鮮やかな色合いには思わず見入ってしまう◆さまざまな過程を経て花は咲き、実を結ぶもの。これは政治の分野にも当てはまる。決して派手な振る舞いはなくとも、地道な対話の積み重ねの中で揺るがぬ理解と信頼は得られるものだ◆東京のある地域で行われた公明党の都議を囲む懇談会に、地元の町会長が参加した。「もともと私は保守系だが、仕事のできる議員を落とすわけにはいかない。ぜひとも勝てるよう、皆で応援したい」とエール、会場は大いに活気づいた。誠実一筋に地域活動を続けてきた党員、支持者がいたからこその話である◆手弁当の無名の庶民に支えられて、公明党は前進することができる。波が高ければ乗り越えよう、カベが厚いなら破ってみせる。党員、支持者の皆さまの熱い思いには、痛快な勝利の結果をもってお応えしていくしかない。(広)

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