e「指示、働きかけはない」

  • 2017.06.19
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年6月17日(土)付



法令に基づき適切に実施
若松氏に安倍首相



参院予算委員会は16日、安倍晋三首相らが出席して「安倍内閣の基本姿勢」をテーマに集中審議を行い、公明党の若松謙維氏が学校法人「加計学園」の国家戦略特区による獣医学部新設計画について質問した。

若松氏は、同学園への利益誘導や獣医学部新設で、安倍首相自身による具体的な指示があったのかどうかを確認。

安倍首相は、今回の学部新設計画について、「特区の指定、規制改革項目の追加、事業者の選定のいずれも、関係法令に基づき適切に実施している。個別具体的に指示したり、働き掛けたことはない」と答えた。

また若松氏は、国家戦略特区を活用した学部新設に関する内部文書で、文部科学省の再調査と内閣府の調査結果に対して、安倍首相の認識を聞いた。

安倍首相は、「規制改革には必ず抵抗勢力が存在し、既得権益を握る勢力の激しい抵抗は避けられない」と述べ、今後も、さまざまな岩盤規制の撤廃に尽力する考えを示した。

このほか若松氏は、福島新エネ社会構想や福島で新産業創出をめざす「福島イノベーション・コースト構想」、JR北海道の事業範囲の見直し問題などで政府の見解をただした。

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