e混戦突破へ総力を

  • 2017.06.19
  • エンターテイメント/情報

公明新聞:2017年6月17日(土)付



都議選(23日告示 7月2日投票)
"残り1"自民と競る 板橋区(定数5) たちばな正剛 現
切り崩され情勢緊迫 杉並区(定数6) まつば多美子 現



板橋区(定数5)で公明現職のたちばな正剛氏は、自民都連会長を務める衆院議員の元秘書3人が競合する大混戦に巻き込まれて伸び悩み、予断を許さぬ情勢になっている。

有力予定候補7人のうち、都民ファーストの2新人は、小池百合子都知事の人気を"追い風"に、他を引き離して1、2位を占める勢い。これに続く自民現は支持基盤を手堅くまとめ、着実に伸びている。共産現も組織をフル回転させて政権批判を繰り広げ支持を拡大し、圏内入りは確実。

最後の1議席をめぐり、たちばな氏と、ここに来て急浮上するもう一人の自民現が、当落線上で僅差で競り合う一騎打ちに。自民現は、"都政改革派"をアピールして都民フ支持層にも食い込み、勢いを増している。民進現も侮れない。

一方、たちばな氏は根拠のない安泰説による激しい切り崩しに遭い、危機的な状況。さらに、他党支持層へ切り込む拡大が遅れている。たちばな氏が逆転勝利するためには、全人脈に当たり尽くす限界突破の執念の猛攻しかない。

杉並区では、定数6に対して予定候補11人がひしめく大混戦の様相。公明現職のまつば多美子さんは、勢いづく他党の攻勢に押されて伸び悩み、このままでは思わぬ事態を招きかねない。

都民ファーストの男性新人は小池百合子都知事の支持層を広く取り込んで先頭を走り、前回トップ当選の自民現が保守層を手堅く固めてこれに続く。

共産新は、活発な街頭活動で豊洲市場への移転反対派などを取り込み優勢。都民フ新の女性も急速に浸透し、圏内入りを確実にした模様。地元衆院議員の後押しを受ける自民現の女性も混戦から抜け出す勢い。

残る1を、生活者ネット現、民進現と、まつばさんが激しく競り合う中、元参院議員の民進新も猛追。攻防は日ごとに激化し、一進一退の緊迫した情勢になっている。

まつばさんは、他党から激しい切り崩しに遭い、かつてない劣勢を強いられている。この混戦を制するには、都政改革などの豊富な実績を語り抜き、他党支持層へも攻め込む圧倒的な拡大を展開するしかない。

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