e東京決戦 断固勝つ
- 2017.06.26
- 情勢/社会
公明新聞:2017年6月24日(土)付
公明、都政改革を担う
山口代表、小池知事が第一声
激戦突破へ23候補(都民ファースト推薦)
各党が国政選挙並みに総力を挙げる東京都議会議員選挙が23日告示され、7月2日(日)の投票日に向けて首都決戦の火ぶたが切られた。公明党の23候補(現職19、新人4=都民ファーストの会推薦)は激戦突破へ力強く第一声。山口那津男代表は、「都政を前に進め、東京改革を実現する実績や経験、結束力と責任感がある公明党を勝たせてほしい」と訴えた。公明党の街頭演説会には、都民ファーストの会代表の小池百合子都知事も応援に駆け付け、公明候補への支援を呼び掛けた。
目黒駅前で行われた街頭演説会で山口代表は第一声を行い、今回の都議選の意義について「都知事と歯車をかみ合わせて都政を前に進めることができる政党・候補者が問われる選挙だ」と指摘。公明党が都政の合意形成の中心軸の役割を担い、小池知事と協力しながら、都政を着実に前に進めていくと強調した。
また、2020年東京五輪・パラリンピックの成功に向けては、国政と都政の協力が不可欠なことから、「知事と協力し都政を進めて国政につなぐ。その姿勢を一貫して持っているのは、都議会公明党しかない」と力説した。
都議会公明党が提案した「3つの挑戦」のうち、議員報酬を20%削減する「身を切る改革」については、各党を説得して最終的に全党が公明案に賛成した成果を報告。私立高校授業料の実質無償化についても、「具体的に知事と交渉を重ね、実現に汗を流したのは都議会公明党だ。知事も『公明党の実績』と述べている」と語った。
また、児童手当の創設や子ども医療費の無料化など、公明党の推進で東京から全国へ広がった政策を紹介。「今後は幼児教育の無償化を、国に先駆けて東京から実現したい」と訴えた。
築地市場の移転問題に関しては、都議会公明党として知事に対し、安全・安心対策を講じて豊洲移転の方向性を示すよう求め、知事が20日に豊洲への移転を表明したことに触れ、「この方向性を推進してきた都議会公明党の責任感を訴えたい」と力説した。
一方、小池知事は、今回の都議選に勝利し、「東京大改革を一歩でも前に進めるため、改革の同志と一緒に都政、都議会を変えたい」と訴えた。
公明党が議員報酬の2割削減など議会改革を進めたことについては、「ワイズスペンディング(賢い支出)をするためには、都議会がチェックしないといけない。議会改革から始めた公明党には感謝している」と評価。都の私立高校授業料の実質無償化については、「教育格差をなくそうと公明党が先頭に立って実現したものだ」と強調した。