e合葬式の墓地を開設

  • 2017.07.03
  • 生活/生活情報

公明新聞:2017年7月1日(土)付



承継者や管理の心配いらず
長野・ 岡谷市



長野県岡谷市はこのほど合葬式墓地を市の霊園に設置した。合葬式墓地は、大勢の遺骨をまとめて埋蔵する施設。市に住所か本籍のある人が対象で、生前申し込みもできる。

自治体の墓地を利用する場合、使用開始時に数十万円の使用料を納め、その後も毎年数千円の管理料を払う必要がある。これに対して合葬式墓地は、初めに使用料を払うだけでよく、その後は手間・費用が掛からない。「墓を受け継ぐ人がいない」「子どもたちに負担をかけたくない」といった人の声に応える施設で、各地で設置が進んでいる。

岡谷市の施設は、納骨棚と地下納骨室(共同埋蔵場所)、焼香台・献花台などからなる。納骨は個別埋蔵と共同埋蔵の2形式。個別埋蔵(1体につき使用料15万円)は骨壺単位で納骨棚に納めて15年後に納骨室へ遺骨のみを移す。共同埋蔵(同5万円)は遺骨のみを初めから納骨室に入れる。

公明党の渡辺太郎市議は2012年12月議会で合葬式墓地について「岡谷市でも大きな需要があるものと思う」と述べ、アンケート調査の実施を要望。その後も繰り返し取り上げ、早期設置を求めてきた。

月別アーカイブ

iこのページの先頭へ