e公明、当落線上で大激戦

  • 2017.07.05
  • 情勢/解説

公明新聞:2017年7月5日(水)付



奈良市議選で7候補 人脈総当たりの反攻急務
9日(日)投票



かつてない大激戦が展開されている奈良市議選(定数39)は、9日(日)の投票日まであと4日に迫った。公明党現職の森岡ひろゆき(59)、伊藤つよし(53)、みやいけ明(52)、くり雄二(59)、ふじ田さちよ(55)と、新人の田畑ひさえ(58)、そうだ哲朗(51)の7候補は連日、気迫の訴えを続け、票拡大に総力を挙げているが、当落線上の激しい競り合いから抜け出せず危機的状況になっている。

立候補者は、定数を11上回る50人。党派別内訳は公明7、自民7(現)、民進2(現)、共産7(現)、日本維新の会4(現1、新3)、諸派2(現、新)、無所属21(現12、新8、元1)。自民と同党系無所属3(現1、新2)の計10人は危機感をあおって分厚い保守票を固め、上位をうかがう。維新は新住民を含む無党派層を大幅に取り込み圏内入りは確定的。共産は同日実施の市長選の候補と連動し着実に票を拡大。議席維持を手中に。一定の地盤を持つ民進と同党系無所属2(現、新)の計4人は労組票に加え、地域票を手堅くまとめ安定。

実質、残り14議席を、諸派を除き無所属16と公明7の計23人が激しく競るが、有力者ぞろいの無所属現職、引退議員から地盤を引き継ぐ同新人は混戦から抜け出しつつあり、前回7人中6人が下位当選の公明はいまだ劣勢。

日ごとに強くなる締め付けを打ち破り勝利するには、全人脈への総当たり、総固めに加え、他陣営の票をも奪う執念の爆発的拡大が急務だ。

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