e被災地 たすきでつなぐ
- 2017.07.25
- エンターテイメント/情報
公明新聞:2017年7月25日(火)付
青森から東京へ「1000㎞リレー」
スポーツの力で復興後押し
都議会公明党
東京五輪・パラリンピックの開幕まで3年を迎えた24日、青森から東京までの東日本大震災の被災地をランニングと自転車でたすきをつなぐ「未来(あした)への道 1000㎞縦断リレー2017」(東京都など主催)が青森市でスタートした。開催を強く推進してきた都議会公明党(東村邦浩幹事長)の藤井一、加藤雅之の両都議が駆け付け、伊吹信一青森県議、青森市議団のメンバーも参加者を激励した。
この催しは震災の記憶の風化を防ぎ、被災地と全国との絆を深めようと13年から毎年続けられている。今回は、約1800人が参加し、青森、岩手、宮城、福島、茨城、千葉、東京の1都6県の約1230キロ(145区間)を15日間かけて縦断し、8月7日に東京・両国国技館にゴールする。
「復興五輪」とも位置付けられる東京五輪・パラリンピックへの機運を高めようと開会式では、都庁からのテレビ中継で小池百合子都知事が「東北復興へ皆で力を合わせ、各地に希望を届けましょう」とエール。五輪金メダリストの女子レスリング・伊調馨選手、女子マラソン・高橋尚子さんらゲストランナー7人にたすきが手渡され、三村申吾県知事の合図で166人が一斉に走り出した。
最初の区間(1.7キロ)を完走した県立青森北高校2年の越野葵己さんは「復興への思いがこもったたすきを次のランナーに渡せて良かった」と笑顔を輝かせていた。藤井、加藤の両都議は「東京と被災地が一体となり、スポーツの力で復興をさらに前進させたい」と決意を新たにしていた。