e核廃絶へ誓い新たに

  • 2017.07.27
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年7月27日(木)付



平和創出行動を実施
党広島県本部



被爆72年の8月6日を前に、公明党広島県本部(代表=斉藤鉄夫幹事長代行)のHIROSHIMA平和創出委員会(西田浩委員長=広島市議)は26日、広島市内で「平和創出行動」を実施。党核廃絶推進委員会の浜田昌良座長(参院議員)、斉藤県代表、山本博司参院議員、同県本部の議員、党員らが参加した。

広島市中区の平和記念資料館(原爆資料館)で開かれた平和創出大会では、浜田氏が講演。核兵器の保有や使用などを初めて法的に禁じる核兵器禁止条約が今月7日、国連で採択されたことに言及し、「条約の前文に『ヒバクシャ』が受けてきた苦しみを心に刻む、という文言が明記された。被爆地の思いが通じた結果だ」と述べた。その上で、核兵器の保有国と非保有国とのギャップが広がったという見方に対し、「今回の条約採択は一歩前進だ。これが画期的一歩となるような時代状況を公明党がつくっていきたい」と力説した。

一方、浜田氏は、「日本政府は現実と理想、核保有国と非保有国との間の"橋渡し"の役割を担っていくべき」と強調し、「『核なき世界』への具体的な歩みとして、双方の国々の有識者による賢人会議の開催を公明党は推進していく」と述べた。

また、広島市佐伯区在住の上土井多子さん(78)が登壇し、原爆投下後、疎開先で負傷者救護に当たった母の姿や自らの体験を語った。

大会の最後には、「核兵器は絶対悪との信念を叫び続ける」とした平和宣言を採択。「一人でも多くの世界の指導者が広島を訪れることができるよう努め、核兵器廃絶・世界恒久平和の実現へ、新たな挑戦を開始する」と強調した。

これに先立ち、一行は市内の広島赤十字・原爆病院と原爆養護ホーム4施設を慰問。入院・入所の被爆者を見舞ったあと、同市中区の平和記念公園内の原爆死没者慰霊碑と韓国人犠牲者慰霊碑に献花し、核兵器廃絶への誓いを新たにした。

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