e国民に迷惑掛け けじめ
- 2017.07.31
- 政治/国会
公明新聞:2017年7月29日(土)付
再発防止策講じ、信頼回復を
山口代表
公明党の山口那津男代表は28日午後、国会内で記者団に対し、南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報問題を巡る特別防衛監察の結果公表と、稲田朋美防衛相の辞任を受け、大要次のような見解を述べた。
一、(特別監察の結果について)任意調査の限界が指摘されたが、日報問題で誤解や混乱を招いた経緯が明らかになり、目的は達した。問題に関わった陸上自衛隊、防衛省の責任者の処分を決め、再発防止策も発表している。一定の成果は得られた。
一、(防衛相の辞任について)日報問題をはじめ、もろもろのことで国民に迷惑を掛けた責任を強く感じたのだろう。任命権者である安倍晋三首相も真摯に受け止め、おわびしたので、やむを得なかった。特別監察を命じた防衛相がその報告を最後までやり遂げた。防衛相が監督責任を取り、この問題には一定のけじめがついた。
一、(当面の政府の対応について)北朝鮮の弾道ミサイル発射が懸念される状況下で、防衛相の空白は一刻も許されない。万全の態勢を固めるため、首相が外相に防衛相の兼務を命じたのは当然だ。大事なことは、防衛省、自衛隊の指揮、統制を取り戻し、国民の信頼を回復することだ。
一、(日報問題を巡る閉会中審査について)特別監察結果の一方的な説明ではなく、国会で議論が求められれば、真摯に対応して行うべきだ。