e府中駅南口 再開発事業が完了

  • 2017.08.04
  • エンターテイメント/情報

公明新聞:2017年8月4日(金)付



便利で魅力ある街に
大型複合施設オープン
東京・府中市



東京都府中市では、1982年から進められてきた京王線・府中駅南口周辺の市街地再開発事業が、7月14日に大型複合施設「ル・シーニュ」がオープンして完了した。街の中核を成す同施設と、利便性が格段に向上した駅周辺は、さらに"にぎわい"が増すものと期待されている。同事業を推進してきた公明党市議団(遠田宗雄幹事長)は翌15日、同施設内に開設した市民活動センター「プラッツ」の開館記念式典に出席した。


市民活動センター「プラッツ」、府中の森 芸術劇場分館も新設

同駅南口の再開発事業ではこれまで、専門店街や大型ショッピングセンターが建設されたほか、駅前の広場を拡張し、バスやタクシーなどの利便性が向上。駅につながる、けやき並木通りなどの周辺道路も整備された。「ル・シーニュ」は地下3階、地上15階建て。地下1階から地上4階までが商業ゾーン、7~15階が分譲住宅となっている。駅に通じるペデストリアンデッキ(歩行者専用の高架通路)も設けられた。

5階と6階の市民活動センター「プラッツ」は、市民活動や市民協働、文化・芸術を推進するための新たな活動拠点となる。5階には、コンサートや演劇などに使用できる定員284人の「バルトホール」をはじめ、市民活動交流スペースのほか、キッズスペース、カフェラウンジ、国際交流サロン、情報・雑誌コーナー、6階には会議室、料理室、消費生活センターなどが設けられている。このほか、地下2階には「府中の森 芸術劇場分館」も新設。防音機能が施された四つの音楽教室があり、合唱、太鼓、バレエのほか、ヨガやリトミック(音楽教育)などでも利用できる。

15日に行われた開館記念式典では、高野律雄市長があいさつしたほか、音楽ユニット「TM NETWORK」として活躍する同市出身の小室哲哉(東京多摩振興特命 武蔵国 府中大使)、木根尚登(市音楽文化協働アドバイザー)の両氏と市長によるトーク、ピアニストの高橋多佳子さんによる演奏などが行われた。


公明も後押し

党市議団は、今回の再開発事業について何度も議会で取り上げ、後押ししてきた。2008年2月定例会では、けやき並木通りのユニバーサルデザインを訴えたほか、再開発に伴う公共施設について、市民が活用しやすい環境整備などを求めていた。

遠田幹事長は「この拠点を活用しながら、今後も市民協働による魅力ある街づくりに力を尽くしていく」と語っていた。

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