eコラム「北斗七星」

  • 2017.08.07
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年8月5日(土)付



スポーツには人々に生きる力と喜びを与え、勇気を鼓舞させる力がある。象徴的なイベントがオリンピックである。昨年の今日、南米初の開催となったリオ五輪が開幕した。この大会で、日本は史上最多のメダル41個を獲得。あの余韻、いまださめやらない人も多いだろう◆復興支援の一環として、都議会公明党が後押しして始まった「1000㎞縦断リレー」。今年は、3年後の東京五輪が始まる7月24日、青森からスタートした。7日の東京・両国国技館でのゴールをめざし、今日は茨城から千葉にかけてたすきをつなぐ◆各所で東京五輪に向けた取り組みが活発化してきた。2020年の五輪は単なるイベント開催にとどまらない。スポーツで世界を舞台に勝負をしてみたいと、具体的な目標ができた青年たちがいる。実は何より、競技に関わらない圧倒的多数の人々にとっても、明るい希望となっている◆五輪開催が国内にもたらす効果として、何を期待するかを聞いた内閣府の調査がある。最も多かった回答は「障がい者への理解の向上」だった。皆が共生できる社会も多くの人々が望んでいる◆めざすものが明確になると、なぜかしら、がぜんヤル気が湧いてくるものである。3年後の夏、私たちはどう迎えているだろう。このチャンス、生かさない手はない。(広)

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