e築地再開発 財政面精査せよ

  • 2017.08.28
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年8月27日(日)付



都議会経済・港湾委員会で上野、細田議員
豊洲見学会の定例化を提案



東京都議会の経済・港湾委員会は25日、築地市場(中央区)から豊洲市場(江東区)への移転の経緯に関する閉会中審査を行い、公明党から上野和彦、細田勇の両議員が質問に立った。

市場移転をめぐっては、小池百合子都知事が今年6月、市場機能を豊洲に移した上で、5年後をめどに築地を再開発する基本方針を表明。この基本方針に関する質疑を都議会で初めて行った。

上野議員は、豊洲移転後の築地再開発に言及し、着工前に必要な土壌汚染や埋蔵文化財の調査などを実施することにより、「5年後をめど」というスケジュールに遅れが生じる可能性を指摘した。

その上で、築地跡地を貸し出す賃料の収入を得る時期にもずれが生じる場合は「市場会計に深刻な影響を及ぼす」として、あらゆる状況を想定した財政面の精査を求めた。

武市敬財務局長は、関係局と連携して検証していく意向を示した。

一方、細田議員は、公明党の提案で都民を対象に開催された豊洲市場見学会が好評だったことに触れ、定例化するよう提案した。

都側は、定例化に向けて「一層取り組んでいく」と応じた。

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