e科学技術で協力関係を

  • 2017.09.11
  • 情勢/国際

公明新聞:2017年9月9日(土)付



伊佐氏 日中交流テーマに講演



公明党の伊佐進一衆院議員は8日、東京・内幸町の日本記者クラブで「科学技術と日中交流」をテーマに講演し、科学技術分野で日本と中国が互いの弱点を補い合う協力関係を構築することを提案した。

講演で伊佐氏は、中国における科学技術研究の急速な発展に触れ、「GDP(国内総生産)の伸び以上に研究開発費を急増させており、(研究の影響度を示す)論文の被引用回数も非常に多い」と指摘した。

その一方で、中国の課題としては、50代後半の研究指導者層の薄さや、最新設備を使いこなして成果に結び付けるノウハウの不足、基礎研究への投資の少なさを挙げ、「これらの分野で日本には強みがあり、日中両国は補完関係として協力できる」と強調した。

このほか、日本と比べてビジネスの規制が少ない中国市場を生かした技術革新の可能性などについても言及した。

伊佐氏の講演は、同クラブが日中国交正常化45周年を記念し行っている連続講演の一つ。同氏は、超党派議員連盟「日中次世代交流委員会」の事務局長であり、在中国日本大使館での勤務経験もあることから講演者に選ばれた。

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