e進行防ぐ対策重要 認知症

  • 2017.09.21
  • 情勢/テクノロジー

公明新聞:2017年9月21日(木)付



寄り添う支援欠かせず
党対策本部で専門医



公明党認知症対策推進本部(本部長=古屋範子副代表)は20日、衆院第2議員会館で東京都立松沢病院の齋藤正彦院長から、認知症の治療や、発症した人への支援を巡る課題などについての講演を聴いた。

齋藤院長は認知症について「どれほど気を付けていても発症する場合はある」として、予防することの難しさを強調。できるだけ早期に発見し、症状の進行防止へ適切な支援を受けながら、安心して生活できるようにすることが重要だと述べた。生活においては「適度なストレスも大事だ」と語った。

その上で、認知症の人への支援のあり方について、単身で家族に助けを求めることができない場合、住居や生活の支援を行う必要があることなどに触れ、「医療の役割は限定的であり、当事者に寄り添って生活と心を支える存在がいないといけない」と訴えた。

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