e私立高校無償化 全国で

  • 2017.10.10
  • 政治/国会
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公明新聞:2017年10月9日(月)付



安倍首相「検討する」と明言
党首討論で山口代表



公明党の山口那津男代表は8日、都内で開かれた日本記者クラブ主催の「党首討論会」に与野党7党の党首と共に出席し、あす10日に公示される衆院選で、教育費の負担軽減を柱にした公明党の重点政策を訴え抜くと強調した。

冒頭、山口代表は今回の衆院選で訴えたいことについて「教育負担の軽減」を掲げ、「結党以来、教科書の無償配布など子育て支援の充実に取り組んできた。今回は幼児教育の無償化や私立高校授業料の実質無償化、大学生を支援する給付型奨学金の拡充などに取り組む」と力説した。

党首同士の討論で山口代表は、私立高校授業料について、各都道府県で支援策が異なる実情に触れ、「どこに住んでいても、どこの私立高校に入ったとしても平等な支援策を受けられるようにすべきだ」と主張。全国的に授業料の実質無償化を推進すべきだと訴え、安倍晋三首相(自民党総裁)の考えを聞いた。

安倍首相は、少子化を克服するため社会保障制度を「全世代型」に変えていく必要性を強調し、「提案された私立高校授業料の(実質)無償化についても検討していきたい」と述べた。

また山口代表は、希望の党の小池百合子代表に質問。民進党が平和安全法制を憲法違反と主張していたことから、同法制に賛成する希望の党として、100人を超える民進出身者を公認したことの見解を問いただした。小池氏は「リアルな政治を進めていくことで一致している」と述べ、民進出身者が同法制に対する考えを改めたと説明した。

さらに山口代表は、立憲民主党の枝野幸男代表に対して、結党の経緯を確認。希望の党から排除されて新党を結成したように見えると指摘し、「政策・信念を貫きたいというのならば、民進党として全員合流すると決めない方が良かったのではないか」と述べ、同氏の判断に疑問符を付けた。

枝野氏は、民進党の前原誠司代表の合流方針に対し、「そう簡単にはいかないと思ったが、途中を見ると、それは難しいこと」と述べ、当初の判断を変更して結党した経緯を明かした。

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