eコラム「北斗七星」

  • 2017.10.11
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年10月11日(水)付



ある報道番組で、今回の衆院選を巡る野党の動きを「応仁の乱」(1467年)になぞらえていた。当時の有力者たちが私利私欲の争いに明け暮れる中で、民衆は置き去りにされたと◆希望の党の出現で、混乱を極めた野党勢力のドタバタ劇。政策はそっちのけで、自分たちの"生き残り"に右往左往する姿は、国民のために尽くす政治本来の目的とは、かけ離れた醜態をさらけ出した◆来月15日に没後150年の命日を迎える坂本龍馬に、司馬遼太郎は語らせている。「人生は一場の芝居だというが、芝居と違う点が大きくある。芝居の役者の場合は、舞台は他人が作ってくれる。なまの人生は、自分で自分のがらに適う舞台をこつこつ作って、そのうえで芝居をするのだ」(『竜馬がゆく』)◆仮面をかぶった役者や新米役者を揃えた"にわか仕込み"の政党に、確たる信念や覚悟はあるのか。与党批判に終始する野党に、こつこつ積み上げてきた実績や練り上げてきた政策はあるのか。ムードや風を当てにした、他人頼みの舞台しか知らぬ政党や候補者には、とっとと退場してもらわねばならない◆公明党の衆院進出から50年の節目に迎えた、この政治決戦。日本を再び、混乱の政治に戻してはならない。政策実現力ナンバーワンの公明党を語り抜き、断じて勝利しよう!(祐)

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