eきょう1日の戦い 執念の拡大で必ず逆転勝利を
- 2017.10.23
- 情勢/解説
公明新聞:2017年10月21日(土)付
衆院選は、きょう1日の戦いを残すだけとなった。
マスコミの終盤情勢報道では、"与党優勢"と伝えられているが、公明党に限って見れば、小選挙区、比例区ともに極めて厳しいのが実情だ。
しかし、まだ大半の有権者は投票していない。小選挙区9人、比例区26議席以上の獲得をめざし、断じて逆転勝利を果たしたい。
公明党は今回の衆院選を特に「安心選択選挙」と位置付け、「三つの安心」を約束している。
すなわち、▽将来にわたる子育てや社会保障の安心▽緊迫化する北朝鮮問題に対し、各国と手を携えて解決できる安心▽連立政権に公明党がいることで庶民目線の政治が進む安心―である。
「少子高齢化が進む日本は今後も活力を維持していけるのか」「日本の平和と安全は大丈夫なのか」。今回の衆院選では、こうした国民の不安をしっかりと受け止め、安心の未来を開く力を持っているのはどの政党、どの候補者なのかが問われよう。
公明党には、国会議員、地方議員による「ネットワークの力」がある。一人一人の声を政策に反映して実現する「政策実現力」、与党としての実績がある。公明党こそ、不安を安心に変える力量を備えていることを訴えたい。
野党はどうか。解散前後に次々と新党が生まれたが、選挙で当選が望めそうにない民進党出身者の"駆け込み寺"というのが実態だ。政策そっちのけの選挙互助会である。
それが証拠に、選挙中にもかかわらず、衆院選後の政局をにらんで当選後の離党をほのめかしたり、民進党の再結集に言及する候補者が相次いでいる。有権者を欺いていると言うほかない。
まして、「18歳選挙権」の導入後、初めての衆院選である。保身のため右往左往する野党の姿が、政権選択選挙で貴重な1票に自分の未来を託す若者たちの政治不信を招くようなことがあってはなるまい。
いかなる選挙戦も、執念が勝敗を決する。「あと1票」「もう1人」という拡大に取り組む中でこそ勝機が開ける。最後の最後まで攻めに徹し、劣勢をはね返して大勝利しようではないか。