e復旧支援に全力台風21号で甚大な被害

  • 2017.10.30
  • 情勢/気象
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公明新聞:2017年10月28日(土)付



養殖カキ 海底に落下
宮城・南三陸町で井上幹事長 
生業継続へ要望聞く



公明党の井上義久幹事長は27日、台風21号の影響で漁業被害が出ている宮城県南三陸町を訪れ、出荷が最盛期を迎えている養殖カキの被害状況を調査した。庄子賢一、伊藤和博の両県議と村上進・気仙沼市議が同行した。

一行は、県漁業協同組合志津川支所で、カキ生産者や漁協関係者、県、町の職員から現状を聞き取った。同町で特に大きな被害が発生した戸倉地区のカキ部会長・後藤清広さんは、養殖いかだの損傷が相次いだ上、海中でつるすロープが切れて養殖カキが海底に落下した現状を説明。「カキをメインにしている養殖業者が多く、この時期に被害が出たのはとても厳しい」と不安を口にした。

佐藤俊光支所長は、「ひどいところでは出荷量が5~6割減少する漁業者も出るだろう。漂着ごみの撤去や養殖いかだの復旧にかかる費用などの支援をお願いしたい」と要望した。

井上幹事長は、「東日本大震災の大津波からの復興が進み、本格的な生産へ軌道に乗り始めた漁業に追い打ちをかけるような事態だ。県や町と連携しながら、生業を続けていける支援を考えていきたい」と答えた。



高波で漁港施設破損 静岡市で 大口氏



公明党の大口善徳国会対策委員長(党静岡県本部代表)は27日、台風21号に伴う高潮や高波の影響で甚大な被害に遭った静岡市清水区の由比漁港や清水港などを訪れ、被害状況を調査した。盛月寿美県議と山梨渉市議が同行した。

由比漁港では、高さ9メートルの堤防を越える高波によって建物の一部が破損した同港漁業協同組合の施設を視察し、宮原淳一代表理事組合長から被害状況を聞いた。宮原組合長は「高波があの堤防を越したことはなかった」と語り、屋根や扉の一部の破損状況、電気系統の設備が冠水した様子などを説明した。

このほか一行は、清水港の護岸や防波堤の破損箇所、床上浸水の被害を受けた飲食店などを見て回り、復旧への要望を受けた。

大口氏は「県・市と連携しながら、護岸整備など復旧支援に全力で取り組んでいく」と語った。

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