e認知症 研究の充実を
- 2017.11.02
- 生活/生活情報
公明新聞:2017年11月2日(木)付
党対策本部で鳥羽氏講演 誰でも発症の可能性
公明党認知症対策推進本部(本部長=古屋範子副代表)は1日、衆院第2議員会館で会合を開き、国立長寿医療研究センターの鳥羽研二理事長・総長が講演した。
鳥羽氏は、認知症について「2人に1人がかかる病気で、誰でも発症する可能性がある」として、病因や治療、予防、ケアなどの研究を進める重要性を強調した。
その上で、認知症の人にかかる介護、医療などの社会的コストが日本全体で年間推計14.5兆円に上る一方、同症の研究開発費が年間30億円程度にとどまり、諸外国と比べて少ない現状を指摘。ロボットなどの産業技術を発展させていく観点からも、研究支援を充実させていくべきと語った。