eコラム「北斗七星」

  • 2017.11.27
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年11月25日(土)付



実際に試してみたら、運転に関する今の自分の目の機能や認知能力が分かり、今後も活用したいと思った。高齢ドライバーによる交通事故が後を絶たない中、日本自動車連盟(JAF)がホームページ上に開設している「エイジド・ドライバー(高齢運転者)総合応援サイト」だ◆このサイト、ゲーム感覚で楽しめるのがよい。目の機能チェックでは、画面に表示される十字状の数字列に特定の数字が幾つ含まれているかをできるだけ早く答える。認知能力では「曲がる際にウインカーを出し忘れることがある」など運転関連で最近増えてきた項目にチェックを入れ、認知障がいの可能性を診断してもらう◆また、運転中の映像から最も注意が必要なポイントを判断する危険視認力のトレーニングができるコーナーもある。いずれも結果に応じた助言が示されるのが特長だ◆この他、専門家のアドバイスの動画や、70歳以上の免許更新に必要な「高齢者講習」、さらに75歳以上の「認知機能検査」に関する情報も紹介している◆高齢ドライバーの事故防止には、認知症対策の強化や地域公共交通網の整備といった総合的取り組みが欠かせない。もう一つは「年齢とともに低下する自分の運転能力を正しく把握し、能力に応じた運転やトレーニングを続ける」(JAF)自助努力だ。(翼)

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