e日中韓サミット早期に
- 2017.11.27
- 情勢/国際
公明新聞:2017年11月25日(土)付
実現へ環境整備に尽力
山口代表 韓国で記団に
【ソウル24日=村上一】公明党の山口那津男代表は24日夕、訪問中の韓国ソウル市内で同行記者団と懇談し、今回の訪韓の成果などについて大要次のような見解を述べた。
【訪韓の成果】
一、文在寅大統領との会談では、特に北朝鮮問題への対応について、両国首脳間の意思疎通を踏まえ、圧力、制裁を強めていく方向で一致した。韓国側の重要な認識を得たと思う。大統領は日中韓サミット(首脳会談)の出席に意欲を示された。日本側としても早期実現に向けて環境を整え、本物の未来志向で両国関係が良い方向へ進むことを期待している。
一、公明党の日韓交流の伝統を引き継ぎ、政権交代後の文政権といち早く接触できた。公明党が独自の交流の歴史を重ねたことは大きな意義があった。
【慰安婦問題】
一、こうした問題が日韓関係全体に悪い影響を及ぼさない適切な対応が大切だということは、文大統領にも話した。(2015年12月に交わされた)日韓合意については、それを履行し、やり抜く決意が重要であり、そうでなければ、本当の解決につながらないと強く訴えてきた。同様の認識は韓国側に伝わっていると信じたい。
【憲法改正】
一、(憲法改正の是非を問う国民投票を)19年の参院選で行うと決めてかかる議論は必要ない。与野党が掲げる政策への判断と、幅広い合意が求められる憲法改正の是非についての判断は一緒にしない方がよい。国民の厳しい対立を避ける賢明な判断は憲法改正を発議する側に期待されている。