e「経済対話」再開に期待
- 2017.12.04
- 情勢/国際
公明新聞:2017年12月2日(土)付
党訪中団 汪常務委員と会談
公明党訪中団の山口那津男代表らは1日午後、北京市内の中南海で中国共産党中央政治局常務委員の汪洋氏と会談し、日中両国の関係改善に向け、政党間交流をより活発に進めていく考えを述べた。西田実仁広報委員長(参院議員)、中野洋昌国際局次長(衆院議員)が同席した。
山口代表は、日中韓サミット(首脳会議)や首脳の相互訪問の早期実現を求めた。これに対し、汪常務委員は「日中両国がより大きな決意で、実現に向け努力すべきだ。日中の相互信頼があれば、より大きな効果が出てくる」と語った。
また、2010年以降途絶えている「日中ハイレベル経済対話」について、汪常務委員は「再開できることを期待している」と表明。山口代表は「日中の新しい時代にふさわしい交流に期待したい」と応じた。
また、汪常務委員は「日中両国には一部の共通認識がある」と、朝鮮半島の非核化が共通の目標であるとの認識を確認。中国が国連安全保障理事会の対北朝鮮の制裁決議を履行していることを述べた上で「北朝鮮が核を持つことに断固として反対する」と表明。北朝鮮が核を持てば、「国際社会のみならず、中国も最大の被害者になる。一方で、困難な戦争になることも反対する。アジア、世界に致命的な影響を与える。対話は難しいが、より現実的であり、コストが低い。全世界が知恵を絞っている。解決できるに違いない」と述べた。