eコラム「北斗七星」

  • 2018.01.09
  • 情勢/社会

公明新聞:2018年1月5日(金)付



正月三が日、いつもより空気が澄んでいたせいか、東京でも星がきれいに輝いて見えた。2日は今年一番大きく見える満月「スーパームーン」が夜空を明るく照らした。さらに今月31日には、皆既月食が全国で見られるという。新年から続く天体ショーに目が離せない◆環境省から「日本一きれいな星空」に認定された長野県阿智村。高齢化や人口減少に悩まされ、かつては「日本一暗い村」などとも呼ばれた。だが、「美しい星空を多くの人に見てもらいたい」と発案したナイトツアーが成功し、人口6000人の村に、今では年間10万人もの観光客が訪れている◆口の悪い県外者から「何もない県」などと揶揄されることがある鳥取県も、県内全市町村で「天の川」が見えるという空の美しさをアピール。「星取県」を名乗り、観光、地域経済の活性化に乗り出している◆見方を変えれば「何もない」も、豊かな財産に転じるということか。銀河の輝きは人々を引きつけ、夢とロマンの世界に誘う◆全国約3000人の公明党議員は天空に散りばめられたキラ星の如き存在だ。日々の活動を通して住民と深い絆を結び、さまざまな課題に全力で取り組む、地域を照らす灯台でもある。今年もより強く地元に根を張り、「公明党らしさ」を一段と輝かせていきたい。(千)

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