eコラム「北斗七星」

  • 2018.01.11
  • 情勢/社会

公明新聞:2018年1月11日(木)付



熊本県のマスコットキャラクター、「くまモン」がついに海外進出! 正月休み明けの新聞各紙に紹介されていた話題だ◆くまモンは、2011年3月12日の九州新幹線全線開業をきっかけに誕生。県知事から熊本県の営業部長兼しあわせ部長に抜擢された"公務員"◆これまで活躍の場は国内に限られていたが、今年から海外企業もキャラクターの使用料を払えば、くまモンの関連商品については製造・販売できるようになった。いずれ世界各国で、くまモンのイラスト入りTシャツなどを見かけることになるだろう◆くまモンは11年3月11日に起きた東日本大震災後の街頭募金活動に立ち、幼稚園や保育所、仮設住宅を訪問。また、16年の4月に2度も大地震に襲われた地元・熊本へは、被災地の子どもたちの激励にと駆け回った。「だれかをハッピーにしたいという想いがあるところ」が、くまモンの「出没するところ」。それこそ、しあわせ部長としての"職責"もしっかり果たしてきた◆そうした活躍もあり、関連商品の売上高は16年で約1280億円、前年比27%増と驚異的な伸びを示した。熊本県はさらに"くまモン・ブランド"を世界に広めるとともに観光客の招致にもつなげ、県産品の販路拡大などのプラス効果も期待している。頑張れ「くまモン!」(流)

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